お酒を飲めない私が、飲み会でちょっと救われた話

お酒って、おいしいですか?

私はあまりそう思えなくて…。飲むと身体が熱くなるし、頭も回らなくなるし、正直、良いことが一つもなくて。

そんな私が、よく引っかかる言葉があります。
「昨日の記憶、ないんだよね」

え、それって本当?といつも思うのですが、今日はそんな素朴な疑問を、つらつらと書いてみます。


① お酒を飲まない理由

私は体質的にお酒が合いません。
気分が良くなるどころか、むしろ不快になってしまいます。
20代〜婚活中までは「人付き合いのため」や、「お酒を飲まないと仲良くなれない!」という思い込みから、周囲に合わせて飲んでいました。

でも婚活が終わると、「お酒を飲む意味がないな」と感じるように。
異性と食事する機会もなくなり、友人の多くも飲まないタイプで、しかも一緒に出かけるのはランチが中心。気づけばお酒を飲むことが全くなくなっていました。

今では、会社の飲み会でも「ウーロン茶で!」と、自然と飲まない選択をしています。
でも世の中には「お酒って最高!」「お酒がないと楽しめない!」という人も多く、その感覚が、正直なところ私にはよく分かりません。


② 「記憶がない」って、どういうこと?

特にひっかかるのが、「記憶がないんだよね」という発言です。

本当にそんなことあるの?と思う反面、「何か失礼なことを言った自覚があるから、そう言ってるのでは?」とも感じてしまいます。
酔っていて覚えてない、というのは、ある意味“責任放棄”のように思えて、なんとなくモヤモヤ…。

しかも、「どう帰ったか覚えてない」なんて社会人として大丈夫?と感じてしまうのは、私だけでしょうか。


③ 飲みすぎることが「許される空気」への違和感

よく「お酒の席だから仕方ないよね」とか、「酔ってたから気にしないで」という風潮がありますが、それってちょっと都合よすぎる気がします。

お酒を飲まない私から見ると、
「酔っていたからって、言葉や態度の責任はなくなるの?」
「“酔ってた”を言い訳にしているように聞こえる」
と思ってしまいます。


④ 飲まないからこそ感じる、人との距離感

もちろん、お酒を一緒に飲むことで本音で話せたり、距離が縮まったりするのは理解しています。
実際、婚活中の私はまさにその感覚で飲んでいました。

でも今の私は、飲まなくても素のままで仲良くなれたらいいのにな、と思うことが時々あります。

そんな私ですが、先日、会社の飲み会で思いがけずうれしいことがありました。
そのお店、ジュースの種類がとても豊富で、イチゴ、伊予柑、いちじく、桃のスカッシュなど、普段見かけないようなメニューがずらり!

テンションが上がって、同じく飲まない同僚に
「ここのお店すごいですよ!珍しいジュースがたくさんあります!!」と興奮気味に伝えていました。

すると後日、別の飲み会のときに、他の方からこんな言葉をかけられました。
「〇〇さん、ここのお店、ソフトドリンクのメニューが少なくてすみません…」

いやいや、ウーロン茶もオレンジジュースもジンジャーエールもありましたし、全然困っていませんでした。
むしろ、「私みたいに飲めない人のことまで考えてくれるなんて、優しいな〜」と、心があたたかくなった出来事でした。


⑤ 最後に

飲み会で飲まない人は少数派なので、飲まない人のことは、あまり意識されないかもしれません。
でも、たった一言「ドリンクの種類が少なくてすみません」と声をかけてもらえたことで、「ここにいていいんだな」と感じられる瞬間がありました。

その、さりげなく気を遣ってくれた優しさに、私はちょっと救われました。

だから次は、飲めない私から、飲む人にも気を遣える言葉をかけられたらいいなと思います。

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