積立NISAをやめたくなる瞬間|生活費など急な資金需要に備える方法

積立NISAを続けていると、「やめたい…」と思う瞬間があると思います。
独自調査で上位5つをまとめると以下の通りでした。

 1位 元本割れをした時

 2位 短期間で成果が見えない時

 3位 生活費など急な資金需要が生じた時

 4位 制度の投資商品や枠の制限がストレスに感じた時

 5位 相場や経済が大きく変動して不安になった時

    ※1位「元本割れをした時」、2位「短期間で成果が見えない時」は前回の記事をご覧ください。

    今回は**3位「生活費など急な資金需要が生じた時」**について解説します。


    「急にお金が必要になるときって、どんな状況?」と思う方も多いかもしれません。結論から言うと、人生プランを立てている人にとっては、ほとんど問題になりません。


    独身の方が急な出費に備える方法

    急な資金需要として考えられるシーンと、公的制度や貯金での対応方法をまとめました。

    ケース対応方法・制度
    1. 会社が倒産7日間待てば、離職前6カ月の給与の50〜80%を90日〜最長330日受給可能
    2. 両親の介護費用公的介護保険で最大36,000円/月(要介護5、1割負担の場合)
    3. 病気やケガの医療費年収370〜770万円なら自己負担は月約88,200円+超過分1%
    4. 病気やケガで仕事不可傷病手当金で給与の約3分の2を最長1年6ヶ月受給可能
    5. 失業・転職時半年分の生活費を事前に貯金しておく
    6. 家賃・光熱費滞納家計管理で防止可能
    7. 家電故障・急な購入30万円程度の貯金でカバー可能

    このように、公的制度や最低限の貯金でほとんどの「急な出費」は対応できます。


    家庭持ちの方の急な出費対策

    家庭を持っている場合も、事前に予算を立てておくことが大切です。

    • 結婚式関連の追加費用 → 事前に予算計画
    • 妊娠・出産費用 → 出産前に必要額を把握
    • 子どもの教育費の増加(塾・学校行事など) → 子ども誕生時から積立て
    • 住宅修理費用(給湯器・屋根など) → 家購入時から修理費を積立

    ポイントは、**「家計管理と数年後の予算管理をセットで行う」**ことです。


    急な出費に備える家計管理のステップ

    1. 家計管理で収支を把握
    2. 数年後に必要な資金を計算
    3. 毎月の貯金額を決定

    この流れで準備しておけば、将来の資金不安は大幅に軽減されます。
    例えば「子どもの教育費に毎月〇万円」「家電購入のために年30万円」といった目標があれば、慌てる必要はありません。


    まとめ|積立NISAを安心して続けるために

    • 急な出費の多くは、事前の家計管理と貯金でカバー可能
    • 公的制度を理解しておくと、万一の場合でも安心
    • 将来必要な資金を把握して毎月の貯金を計画すれば、積立NISAも安心して継続できる

    家計管理と予算管理は、お金の不安を取り除き、精神的にも生活を楽にしてくれる最強の方法です。
    まずは、収支の把握と将来の資金計画から始めてみましょう。

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